熱交換器の利用とその原理について

私たちの日常生活の様々な面において、温度というのは大変大きな役割を持っています。

さまざまな料理には、それを食べるのに適した温度というものがあります。

ある温度では美味しく食べられるものが、そうでない場合には非常にまずいというような状況になる場合もあります。

あるいはある運動では柔らかくて食べやすいのに、その温度以外では固くて食べられないなどということも見受けます。

このような事以上に重要なこともあります。

肉や魚や野菜などの生鮮食品を長期間保存するためには、温度が低い状態が保たれなければなりません。

それは食材の中の雑菌が温度が高い状態であると繁殖し、食中毒などの原因となるからです。

以上の例から温度というものが私達の生活に大きな影響を与えるということがわかりますが、一番最後の例に挙げた生鮮食品の保存という問題については、私たちの健康にも関わる問題ですので大変重要な問題です。

実は、このような問題を解決するために用いられているのが冷蔵庫です。

冷蔵庫では、庫内の温度を5℃に保つことによって食材の中の細菌の繁殖を抑え、いつまでも新鮮な状態を保つということが可能とします。

冷蔵庫の機能は、冷蔵庫内の空気から熱を奪い冷蔵庫外に放出するというもので、そのことによっていつまでも外気よりは庫内を低温の状態にすることが可能となります。

その際に外気との熱交換を行う部分が熱交換器です

冷蔵庫のある意味での心臓部であると言っても過言ではありません。

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